RAMS[28] β factor (IEC61508 P6)

IEC61508のパート6にはCCFの説明にβ factor というのが唐突に出てきます。CCFは一つのっ故障が複数の機能に影響を与えるものです。安全装置を設計する場合は多くがVOTE方式をとります。これはランダム故障は比較しているそれぞれのチャンネルでは独立しており、同時に同じ故障は起きないという前提に立っています。しかし、想定できる事象ではあるのでβ factorとして考慮するべきだと規格は主張しています。確率的には2%とか1%とかと書かれています。β factorには検出可能なものもあるでしょうから計算式にはβ factorはβとβDにからなります。

規格ではアーキテクチャごとにPFDを求める計算式が載っていますのでこれに基づいて計算すればいいでしょう。