RAMS[1] RAMSとは
ブログでは何回かにわたって、RAMS規格とは何が書いてあるか、RAMS規格に適合した製品はどうやって開発したらいいのかを分かりやすく書いていきたいと思います。規格の内容はここには書かないので、ご自分で規格を購入して読んで理解してください。このブログはその時に役立つことを期待して書きたいと思います。ここで書いている内容はあくまでも私の経験から思うことを書いているので、正しさを保証するものでもありませんし、私が関係する人や組織とは全く関係ありません。なお、RAMS規格をRAMSと書いたりしてますけど、ご容赦ください。
鉄道RAMS(RAMS規格)とは何でしょうか? Wikipediaを見てみましょう。
2002年9月にIEC(国際電気標準会議)の国際規格 (IEC 62278) として制定された。鉄道システムで用いられることを念頭においており、俗に「鉄道RAMS」と呼ばれる。英国規格→欧州規格 (EN 50126) を発展させたものである。 なお、これに該当する日本国内の標準規格は2013年現在存在しないが、JIS規格への反映など規格体系の整備が提唱されている[。
RAMS規格は下記の3つの規格で構成される。
IEC 62278 (EN 50126)
RAMS本体 (信頼性、アベイラビリティ、保全性、安全性(RAMS)の仕様と実証)について規定。
IEC 62279 (EN 50128)
通信、信号及び処理システム及びソフトについて規定。
IEC 62425 (EN 50129)
安全評価について、通信・信号及び処理システムの所定の要求事項に適合するよう、文書制定するよう要求。
と書いてありますが、
何のことかわかりませんよね。このブログではRAMS規格が何かをわかりやすく書いていきたいと思います。RAMS規格は鉄道RAMS規格と言って鉄道における安全を担う装置やシステムを設計する際に守るべき事柄が規定されています。その装置やシステムのうちで電子機器で構成されるものに対して規格化されてはいますが、運用されるうちにだんだん範囲が広がり、電子機器ないもの、例えばリレーのような電子機器がないもに対してまで要求している場合もあります。