シルエットポートレート4

シルエットポートレート4 SILH-PORTRAIT-4-J 9インチエレクトロニックカッティングマシンをアマゾンで購入しました。28600円と価格はリーズナブルです。ブログカテゴリに追加するほどのこともないので、運営者のブログの中に書いておきます。

ちょっと使ってみた感じでは、こなれていないなと思います。カッティングプロッタははじめ使うのですが、マニュアルが不親切で、調べると何処かに書いてはあるのですが、インターネットを駆使して漸くたどり着くかどうかです。ともかく、まともに切れるようになるまで時間を要しました。ネットの評価もそんな感じで使えてしまえば、問題はありませんし、価格を考えても購入の価値はあると思います。ただ、使えるようになるまでに、故障だ不良だ、使えねーとなってお蔵入りの人もそれなりいそうです。

私が使ってトラブったことを書いておきます。何らかの参考になれば幸いです。

1.Bluetoothでつながらない(解決済)

ペアリングはできるのですが、接続に至らないです。なので、USB接続してます。ただ、この機種にはUSBケーブルが付属していません。ケーブルはType-A – Type-B なのであまり持っている人は少ないと思います。なので、Bluetoothでつながらないのは痛いです。ただ、スマホのアプリの Shilhouette GO ではつながったのでどうしてもPCでつながらないならスマホで操作したほうがいいかもしれません。また、スマホでつなげると、ファームウエアの更新が始まるので、一度はつなげてみたほうがいいと思います。かといってファームウエアのヴァージョンはどこにも出ないので、新しいかどうかは分かりません。Shilhouette Studioにはファームアップデートの項目はないみたいです。

サポートとやり取りして、原因がわかりました。Silhouette Studioのバージョンが古かったのが原因でした。

「Silhouette Studio Ver.4.5.196はPortrait 4には対応してないようです。Portrait 4発売前のバージョンらしい。

Ver.4.5.735以降のバージョンで対応しているようですが、最新のVer.4.5.812をダウンロードし、インストールしたらBTでつながるようになりました。

ダウンロード Silhouette Studio for Win 64bit版 Ver.4.5.812

2.USBで接続ができなくなる(なんとかなる)

いままで使えていたUSBが接続ができなくなりました。デバイスマネージャーで見ると、ドライバーが読み込めませんとでます。こうなると、BTもだめ、USBもだめでどうしようもありません。マニュアルにUSBを切り離して15分待てと書いてあるので、ほっておいたらそのうち治りました。電源を再投入しても治りません。マニュアルリセット方法があればよいのですが。

3.オートブレードを認識しない(解決済)

一度だけ認識したことはありますが、その後認識しなくなりました。サポートに問い合わせると、https://silhouettejapan.jp/doc/PORTRAIT4-UM-101.pdfのマニュアルの35,36ページの確認を指示されました。どうも、ブレードの取付が悪いと認識しないとのことです。私の場合は何回やっても認識しませんでした。これも結局は、最新のVer.4.5.812をダウンロードし、インストールしたら認識するようになりました。不具合で何回か、Shilhouette Studioを再インストールしているうちに古いやつを入れてしまったのかもしれません。ダウロードページには古いのも上がっています。普通は最新しか上がっていないので、見つけたWindows用をダウンロードしてしまったようです。「対応していないなら上げとくなよ」と言いたいです。

4.オートブレードでも固定ブレードにして使える

オードブレードが認識しないと刃の出る量は自動では制御しません。しかし、このオートブレードはマニュアルブレードにもなります。オートブレードを取り外して、刃の周りの部分を一番奥まで押すと、刃の設定が0になります。

そこから、周りの部分を軽く押すと、メモリが一つづつ増えていきます。押し方は二段階になっていて、一段階目だとメモリが増えていき、一番奥まで押すとメモリが0にリセットされるということです。ホルダにセットした状態で上からブレードを押してもメモリは増えていきます。

電源を落として、ホルダーを一番左まで持っていって、そこで押すと、0にリセットされます。

なので、私はマニュアルブレードの設定でこの機能で刃の出る量を固定してカットしました。マニュアルブレードも売っていたので、オードブレードでこれができると知らず、マニュアルブレードも購入してしまったよ。まあ、刃は消耗品なのであってもいいかなとは思いますけど。

5.メディア

マニュアルではメディアという言葉を使っていますが、ようは切る材料です。この位置合わせも悩みました。まず、基準点は左の三角です。

そこに切る紙を置いて、紙の右端にもう一つの動かせるローラーを移動させます。移動はロックを上げて、固定はロックを下ろします。

そして、重要なのがメディアをローディングすることです。これをしないと位置が大きくずれるし、メディアが引っ掛かり、紙だとボロボロに切れます。パネルにある二つの三角のいうち右側がローディングボタンです。左側は排出ボタンになります。ローディングボタンを押すとき、メディアが斜めに入ることが多いので、なるべくローラーに乗せた状態でローディングボタンを押します。ローラーについているすべり止めがローラー全部についているのではないので、このせいでずれるのだと思います。メディアに余裕があれば多少曲がっても問題はありません。斜めに切れるだけなので。

6.切り抜くときのコツ

・私はカッティングシートを切り抜いたのですが、もったいないからとメディアの中にギッシリと図柄を入れ込むと、カットするときに摩擦でメディアが切れます。なので、メディアの中の図柄は周りの部分を少し多くしておいたほうが良いでしょう。これは、刃出し量とカット圧の影響も受けるので、あまりカット圧は上げないほうがいいと思いますし、刃出しもちょうどよい設定にするのがコツかなと思います。カッティングシートだと、1メモリ(0.1mm)、カット圧10以下くらいで十分切れる気がします。この辺は試しながら決めていきます。また、小さな文字を切り抜く場合はよりシビアになると思います。あんまり小さい文字は難しいかもしれません。

・刃出し量と刃圧は用紙を選択すれば自動で設定してくれます。それで、試し切りをして最終的な値を決めます。カッティングシートは思ったより薄いので刃出し量を多くすると、角がきれいに切れません。ぎりぎりを狙うのがきれいに切るコツかもしれません。