大学卒業後 某アンテナメーカー(八木アンテナではない)で高周波アンプ、コンバーターなどの電子機器の設計・生産技術・製造に携わる。
10年後に転職し、某鉄道信号メーカーの研究センターにて画像処理のハードウエアの設計を行う。
このころより、パソコンに目覚めてマッキントッシュを購入、しばらくWindowsには目もくれなかったが、社の方針で仕方なくWindowsパソコンを使うようになる。同時期にOS9に出会い、UNIXの面白みを知って、SUNOSや FreeBSDに没頭する。
自宅で中古のSUNを購入しサーバーを構築、その後、PCのサーバーに移行して運用するも、度重なるHDDクラッシュによる徹夜に嫌気がさして、サーバーはレンタルサーバとなる。この経験でサーバー管理、ネットワークの知識を習得した。趣味としてマイコンによる設計製作、PICから始まり、H8、SHなどを経て最近ではESP32とラズパイにはまる。ECADで設計して基板も発注して実装している。令和5年初頭に3Dプリンターを購入し、新たな趣味が増えた。
走行距離18万キロに達する貴重なスズキのツインを所持し、エンジンスワップ、ECU交換など車の知識もそこそこ得た。年に一回の全国ミーティングにも参加している。
入社5年後から鉄道信号の開発に関与しだし、前職で経験した無線知識を使って、無線列車制御システム(CBTC)の開発に引っ張り込まれた。米国企業とコラボして開発した経験から、欧米流の開発プロセスを経験することになった。後にこれがRAMSと同じだと気が付きこの偶然さに驚くことになった。入社時TOEIC300点台だったが、必要に迫られて始めた英語が趣味になり、今ではそこそこ困らないまでになった。愛称で使用している mack は当時の米国人英語教師がつけてくれた名前で、もう30年来使用している。
無線列車制御システムの開発しているうちに、社外から声がかかり、JIS規格やIEC国内委員会にかかわることとなり、いつの間にか国際規格かかわることになった。人脈も広がり、いつの間にか電気学会員となり第1号委員まですることにもなった。電気学会では研究委員会に属し、海外への調査団として各国を訪問する機会も得た。また、社内でも海外でプレゼンや顧客の説明が多くなり、知らず知らずのうちにパスポートのハンコが増えていった。日本の信号リレーのIECの主査となり規格をまとめ上げたのは良い経験であった。その3年間に色々な国に訪問することができ、海外好きになってしまった。訪問した国は数十か国にわたる。
こんな経歴の結果、CBTCとRAMSについてうんちくを語れるまでになった。
令和4年1月に定年退職となり、八木技術研究所を設立した。
現在:
電気学会員
IRSEフェロー
IRSE日本セクションCommittee Member
交通安全環境研究所 客員研究員
鉄道認証室 客員専門調査員
資格:CATVエキスパート 特殊無線技士1級